「RISU算数は勉強になりそうだけれど、デメリットは何?」
「デメリットがあるのになぜ人気なの?」
わが家は5年生の長男と1年生の次男が受講しました。
受講して感じたことは、
”RISU算数は学習効果の大きい教材!でも、独自のルールが多く、事前によく調べるべき!”
そこで、わが家の失敗や世間一般の口コミを基に、RISU算数のデメリットと解決策、そして重要な1つのメリットをまとめました。
各デメリットの説明の終わりに、「解決策」と「見方を変えたら?」をボックスで書いています。
「見方を変えたら?」は、違う見方をすればメリットと考えられる場合です。
ぱぱきりん
当サイトとのコラボ・キャンペーンとして、RISU算数を1週間、無料で体験できます。
他のタブレット教材とは違うところが多いので、契約の前に必ず教材を試してみましょう。申し込みの際には、次のキャンペーンコードを入力してください。
RISU算数の料金のデメリットと解決策
先ずは、一番トラブルの多い料金の短所・デメリットです。
RISU算数の料金は、通常の通信教育とは違う仕組みになっています。
契約前に、必ず理解しておきましょう。
料金制度に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、ここでは最重要なデメリットに絞って紹介します。
RISU算数の複雑な料金システムをやさしく解説!お得になる方法も紹介!基本料金は途中退会時に返金されない
RISU算数は契約すると、最初に1年間の基本料金(33,000円、税込み。以下金額は全て税込み)を一括で支払います。
もし、途中で解約しても、残りの期間の基本料金は返金されません。
2年目も基本料金は初月に一括で払い、途中解約しても返金されません。
- 1年間は受講する心構えで契約する
- 1年目で受講をやめる時は、解約通知の期限に注意する(下の「契約は自動更新」で解説)
利用料の計算方法が分かりにくい
年間の基本料金に加え、毎月の利用料がかかります。
ある月の利用料は、受講開始からその月までクリアしたステージ数を受講月数で割った「平均クリアステージ数」で決まります。
その月の間にクリアしたステージ数ではありません。
計算方法の詳細は、RISU算数の料金を徹底解説した記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
- 入会前に料金体系をよく調べる
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先取り学習をするほど料金が上がる
勉強が面白くなり、早いペースで学習を進めていると、平均クリアステージ数が大きくなります。
その結果、利用料が上がります。
最高で、月の利用料が9,350円に達します。
利用料や受講期間全体で費用を抑える方法も、RISU算数の料金を解説した記事で紹介しています。
- 受講最初の数カ月はスローペースで学習する
- その後、ペースを速めると利用料はゆっくり増える
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実力テストのデメリットと解決策
RISU算数は、タブレットが届いて受講を開始する時に、30~1時間程度の実力テストを受けます。
このテストで理解している単元、理解していない単元を徹底的に調べます。
そして、理解していない単元のステージは”クリア”となり、勉強する必要はありません。
間違えた単元があれば、以前の学年でも、そのステージからスタートします。
以下では、この実力テストの短所・デメリットを見てみましょう。
実力テストの時間は最長1時間
実力テストは子どもの学力をしっかり調べるために、1時間もかかることがあります。
そのため、「テストが長すぎる。。。」という意見もあるようです。
ちなみに、わが家の長男と次男は、20~30分程度で、テストは終わりました。
- 丁寧なテストによって、学力を誤って測定するリスクが減る
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操作ミスで間違えるとその単元も学習
実力テストでよくあるトラブルは、子どもがタブレットの操作方法になれていないため、答えが分かっていても操作ミスで間違えてしまうことです。
結果、本当は分かっている単元でも、勉強しなければなりません。
- テスト中は親が横で操作ミスをしないように見守る
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実力テストは1度しか受けられない
実力テストは1度しか受けられません。
操作ミスやケアレスミスをしないように、気を付けましょう。
わが家の長男は、簡単な計算問題が続くのにしびれを切らして、「もし最初のテストで間違えたのなら、もう一度受け直したい」と言っていました。
- 子どもにあせらずにテストを解くように言う
- テスト後、分かっている単元がクリアにならなかった場合、自分がミスをしやすい単元の復習と考える
教材のデメリットと解決策
次に、教材の短所・デメリットを説明します。
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計算問題の解答が面倒
RISU算数の問題は、回答を入力するボックスに、答えの数字を選んで入力する形式になっています。
3ケタの数字であれば、3つのボックスがあり、それぞれを選択して、数字を選んで入力します。
計算、特にひっ算の問題では、答えや計算の過程にボックスが並び、入力に手間がかかります。
- 数字の入力ミスが減る
間違えた時に答えが簡単に見られる
まちがいチェックの時、×が付いた解答をクリックすると、下に正解が表示されます(上の写真)。
ときなおしをせずに、「もういちどチャレンジ」を選んで見た数字を入力すると正解になります。
- 早く先に進むことよりも、理解することが大切であると、子どもによく言い聞かせる
ひっ算の問題を間違えても点がもらえる
ひっ算の問題で、最後の答えが間違っていても、計算途中の数字が正しければ、その部分に点数がもらえます。
間違えた問題で点がもらえるので、不思議に感じます。
- 計算問題は、答えを間違えたら点数はもらえないことを子どもに教える
算数の基礎しか学べない
RISU算数は、中学入試に出るような難しい問題を学ぶイメージがあります。
確かに、小学校の受業よりもレベルの高い問題は出ますが、あくまで基礎の範囲内です。
難関中学を目指すのであれば、RISU算数は基礎固めのために使い、塾や問題集で応用問題を学びましょう。
- 算数の「基礎固め」には効果があります
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先取りが進むと親の助けが必要になる
受講生の7割以上は、自分の学年よりも上の学年の問題を学習しているそうです。
しかし、先取り学習が進むと、内容や言葉が難しくなり、自力で解けない問題が出てきます。
わが家の1年生の次男は、3年生の図形で苦戦したので、私が教えました。
- 親が教えて先取り学習を続ける
- 学習ペースを落とす
- 休会する
- 退会して自宅学習に代える
中学受験勉強で使う際のデメリットと解決策
わが家の長男は、中学受験のために進学塾に通っています。
その補助教材にと思い、RISU算数を受講しましたが、期待に合わず、断念しました。
以下はわが家の失敗から学んだデメリットです。
受験のための応用算数は6年生の学習を終えないと学べない
RISU算数には、旅人残など、中学受験に出題される応用算数を学ぶ「アドバンスモード」があります。
このコースは、6年生までのステージを全てクリアしないと勉強できません。
5年生でRISU算数を受講し始めると、5~6年生の単元を学び終えるのに時間がかかり、応用算数がなかなか勉強できません。
- 中学受験のためにRISU算数を使うのであれば、できるだけ低学年の内に受講を開始する
進学塾の方が先取りすることがある
長男が通っている進学塾(SAPIX)では、4・5年生の間に6年生までの勉強を終わらせ、6年生では、入試対策の問題演習をします。
塾で先取り学習をする場合、RISU算数で先取り学習をする必要が無くなります。
- 高学年で進学塾に通う予定であれば、低学年の内にRISU算数の受講を開始する
- 4年生の終わりには、6年生のステージまでクリアしていると理想的
進学塾の方が問題が難しい
進学塾とRISU算数の問題を比べると、RISU算数はやさしく感じてしまいます。
これは、RISU算数の難易度が、学校と中学入試の中間に設定されているからです。
- RISU算数で「基礎固め」をして、受験勉強につなげる
1週間無料体験のデメリットと解決策
RISU算数では、1週間、無料で教材を体験できるキャンペーンを行っています。
通常の入会と同様、最初に実力テストを受けてから学習を開始します。
教材の難易度や子どもの学習ペースも分かるので、お試しは必ずしましょう。
ただ、以下の点にも注意です。
無料体験中のペースで学習すると料金が高くなる
「1週間の無料体験中に、ステージをたくさんクリアしておくとお得」とよく言われます。
確かにそうですが、体験期間中の速いペースで、初月から勉強すると、利用料が高くなります。
初月の利用料は6,600円の上限が設定されていますが、ステージのクリア数が3を超えていると、2カ月目以降の料金が高くなります。
- 利用料を安くするには、初月やその後の数カ月は、勉強ペースを抑える
無料体験の最初に受ける実力テストはとても重要
上にも書きましたが、無料体験でも最初に実力テストを受けます。
このテストの結果で、学習のスタート地点が決まるので、本契約に移行した後の学習にも影響を及ぼします。
分かっているのに操作方法で間違える、というようなもったいないミスはしないようにしましょう。
- 無料体験と軽く見ず、真剣に実力テストを解く
体験後に入会しない場合は料金がかかる
1週間の無料体験をしたものの、契約はせずにタブレットを返却する場合は、1,980円の手数料がかかります。
基本料・利用料は無料です。
- 1980円で実力テストを受けて、分からない単元を1週間も勉強できるのはお得と考える
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チューター解説動画のデメリットと解決策
学習をしていると、子どもが間違えたところなどを検知して、有名大学の学生が解説するチューター動画が送られてきます。
以下は、チューター動画の短所とデメリットを解説します。
チューターによって解説の上手さが違う
チューターによって、解説に上手、下手があります。
有名大学の学生だからと言って、全員、解説が上手なわけではありません。
- 子どもが動画の内容を理解できない時は親が教える
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チューターは東大生が少ない
チューターは、公式HPでは「東京大学を始めとするトップ大学生が、お子様の学習履歴をデータで細かくチェックし、メール&解説動画で個別フォロー」と書かれています。
でも、送られてくる動画を見ていると、多いのは早稲田大学の学生さんで、東京大学は小数派です。
- 東京大学だから算数の解説が上手という訳ではない
- 大学名は気にしないようにする
解説動画は一方的に送られてくる
RISU算数は、「一人一人に寄り添った指導」がアピールポイントです。
ただ、動画はあらかじめ収録されたものの中から、子どもの学習状況に応じて配信されます。
担当のチューターが、わが子のために、毎回、動画を撮影するわけではありません。
- 全ての子どもに毎回、動画を撮影して送ることは不可能
- この点は妥協する
チューター動画配信の連絡メールが親のメールボックスに溜まる
子どものタブレットへ動画を送ったことを知らせるメールが、親のメールアドレスに大量に届きます。
きょうだいでRISU算数を受講すると、メールはかなりの量になります。
- 子どもの学習の進捗状況や苦手なところが分かると考える
タブレットのデメリットと解決策
次に、タブレットの短所とデメリットを見てみましょう。
タッチペンが入力しにくい
RISU算数のタッチペンは、先が金属っぽい布でできた球形をしています。
タブレットをペンでタッチすると、球形の布がフニャっと潰れて、タブレットが押された場所を検知します。
数字を選ぶことは簡単に出来ますが、細かい字は書けません。
- 小学1年生でも数字の入力が簡単にできます
ひっ算が書きにくい
ペン先がフニャっとしているので、細かい字が書けません。
困るのが、ひっ算の時です。
高学年になると、ひっ算の量も増えるので、タブレット上で計算できなくなります。
わが家では、長男はらくがき帳に鉛筆で筆算をして、タブレットに入力していました。
- 学校のテストも中学入試も「紙」がほとんど
- らくがき帳などで、紙と鉛筆を使ったひっ算の練習をする
自動で電源がオフにならない
タブレットは、自動で電源がオフになりません。
勉強後にそのまま放っておくと、電池が切れます。
- 勉強が終わったことを子どもが知らせに来たら、電源を切るように言う
- 夜寝る前に、子どもに充電させる
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タブレットが壊れやすい
わが家では次男のタブレットの液晶画面が割れました。
原因は、カバーを開いてソファーの上に置かれたタブレットの上に、遊んでいた次男がしりもちをついたことです。
RISU算数のタブレットが特に壊れやすいかどうかは分かりません。
しかし、わが家には、iPadや進研ゼミ・チャレンジタッチ、Amazonなど、様々なタブレットが有りますが、画面が割れたのはRISU算数が初めてです。
- 勉強後は、カバーを必ず閉じて片付ける
タブレットのカバーが超地味
RISU算数のカバーは濃紺で、超地味です。
さらに、子どもの名前が書かれた付箋のようなシールが貼ってあります。
これでは、気分が上がりません。
- タブレットはもらえるので、自分で飾る
がんばりポイントとプレゼントのデメリットと解決策
「がんばりポイント」は、問題を正解したり、毎日ログインをするともらえます。
ためると、プレゼントと交換できます。
ここでは、がんばりポイントとプレゼントの短所・デメリットを紹介します。
間違えると努力ポイントがアップする
計算問題を間違えている場合、通常の採点ではなく、自分で間違え探しをして修正するモードになることがあります。
この時、自分で修正ができると、がんばりポイントが通常の10ポイントから50ポイントに増えます。
- 間違え直しが苦では無くなる
ぱぱきりん
ログインボーナスの仕組みが複雑
毎日、ログインするとボーナスでがんばりポイントがもらえます。
ログインボーナスでもらえるポイントは、増えたり減ったりして、複雑に変化します。
例えば、1日目~5日目までは下の写真の通りです。
9日目~13日目になると、下の写真のようになります。
10日目は150ポイントですが、11日目は10ポイントに減ります。
がんばりポイントは、下の表のように、増減を繰り返しながら増える仕組みになっています。
日数 | ポイント・鍵 |
1日目 | 10 |
2日目 | 20 |
3日目 | 30 |
4日目 | 鍵1コ |
5日目 | 50 |
6日目 | 鍵2コ |
7日目 | 60 |
8日目 | 80 |
9日目 | 100 |
10日目 | 150 |
11日目 | 10 |
12日目 | 30 |
13日目 | 50 |
14日目 | 鍵2コ |
15日目 | 70 |
16日目 | 鍵3コ |
17日目 | 90 |
18日目 | 120 |
19日目 | 150 |
20日目 | 200 |
- 複雑な仕組みの方が意外感があって子どもの関心を引く
プレゼントがショボい
進研ゼミ・チャレンジタッチと比べると、プレゼントの内容がさみしく感じられます。
2021年9月時点のプレゼントは以下の通りです。
プレゼント | 必要なポイント |
スペシャル鍵10個セット | 2000 |
アーチ消しゴム2個セット | 6500 |
クルトガ ブルー | 6500 |
カドケシ | 6500 |
ポケモンノート2冊セット | 6500 |
ハローキティ ノート2冊セット | 6500 |
ラプンツェル チャープペン | 8000 |
ミッケ!第一巻 | 8000 |
すみっコぐらし ミニタオル | 8000 |
サンリオキャラクターズふせん | 8000 |
頭の体操 | 8000 |
モノゼロ ノック式消しゴム | 9800 |
ラプンツェル リングノート | 9800 |
けいこうマーカー3本セット | 9800 |
スペシャル鍵5個セット | 12000 |
恐竜発掘キット | 15000 |
ナノブロック ピカチュウ | 15000 |
ナノブロック ゼニガメ | 15000 |
ルービックキューブ | 15000 |
コンパクト双眼鏡 | 15000 |
ワードバスケット(カードゲーム) | 17000 |
色鉛筆24色セット | 17000 |
iPhone8 | 250000 |
- ベネッセは大企業、RISUは中小企業なので、プレゼントについては妥協する
プレゼントをもらってポイントが無くなると、やる気が低下する
ポイントやプレゼントは、子どものやる気を刺激します。
その代わり、プレゼントと交換してポイントが減ると、やる気がガクンと低下します。
- 最初は少ないポイントでもらえるプレゼントをもらう
- 次に、多めのポイントが必要なプレゼントを目指す
RISU算数のたった1つのメリット
ここまで、35のデメリットを紹介しました。
でも、一つ疑問が湧くかもしれません。
「そんなにひどい教材なのに、なぜ、会社はつぶれないの?」
RISU算数を提供するRISU Japanは、2014年7月に設立されました。
2015年には米国の支社を設立。
米国のカリフォルニア州など20以上の小学校でRISUが採用されています。
出所:RISU JAPAN
国内では塾やプログラミング教室も運営しています。
これだけ評価されているには、理由があるからでしょう。
1つのメリット:算数が得意になる
RISU算数を受講するメリットを1つ上げれば、
算数が得意になること
でしょう。
なぜ得意になるのでしょうか?
わが家の兄弟が受講して感じた長所は、大きく次の5つです。
- 無学年生で生徒が自分に合ったペースで学習できる
- 「ステージマップ」で子どもが迷わずに学習できる
- チューター動画やヒントなど、豊富な解説で理解しやすい
- 低学年の子どもでも先取り学習が簡単にできる
- 理解していない以前の単元をさかのぼって学習できる
この結果、子どもが算数の基礎をしっかり理解できます。
RISU算数の学習システムは、2017年に特許をとっている程。
出所:RISU JAPAN
「子どもの算数の学力を伸ばしたい」という願いにこたえる教材として、日本でも米国でも評価されているのでしょう。
詳細は、以下の記事で紹介しています。
わが家のRISU算数の学習経験は、以下の記事で紹介しています。
良い教材選びのご参考になれば幸いです。
まとめ
以上、わが家の体験に基づいて、RISU算数の30のデメリットと1つのメリットを解説しました。
RISU算数は、とても個性的な教材です。
学習効果は大きいですが、デメリットと見えるところも多く、子どもによって教材との相性に差が出てしまいます。
失敗した!とならないために、短所やデメリットを調べて納得し、さらに、1週間の無料体験をしましょう。
子どもとの相性や子どもの学習ペースが分かるので、安心して契約できます。
当サイトとのコラボ・キャンペーンとして、RISU算数を1週間、無料で体験できます。
他のタブレット教材とは違うところが多いので、契約の前に必ず教材を試してみましょう。
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