子連れで初めての登山!高尾山の幼児にもおすすめのコースを紹介!

小学生や幼児に山登りを体験させたい!
森の中を子供を連れてハイキングしたい!
でも、どの山に行けばいいの?

東京や神奈川在住であれば、高尾山がお勧めです。

私も11月中旬に、登山未経験の10歳の長男と6歳の次男を連れて、高尾山に行ってきました。この記事では歩いたコースやかかった時間を、写真と一緒にご紹介します。

10歳の小学生と6歳の幼児をつれて高尾山で初めての登山!

私は高校時代から山岳部の友人と関東・甲信越の山に登ってきました。ハードな登山よりも、のんびり山を歩いて自然を楽しむ派です。

今年こそ、子供達に日本の美しい山の自然を経験させたいと思い、11月にようやく登山に行くチャンスが来ました。

幼児の初めての登山に向く山はどこでしょう?初心者向けの山では、東京では高尾山や御岳山、神奈川では大山が有名です。わが家は高尾山に決めました。

私が考える高尾山が幼児連れに向いているポイントは次の7点です。

  • 電車のアクセスが良い
    (新宿駅から京王線で約1時間)
  • 駅から登山口まで歩いて5分程
    (山までさらにバスに乗らなくてすむ)
  • ケーブルカーとリフトが有るので、登りを短縮できる
  • 子供が帰りに疲れても、ケーブルカーやリフトで下山できる
  • 自然を楽しめるコースが複数ある
  • 子供の興味や疲れ方に応じてコースを変えられる
  • 飲食店や自動販売機、トイレが整備されていて安心
高尾山に比べ、御岳山は都心から遠く、大山も駅からバスに乗るので、登る前に子供が疲れてしまいそうです。子どもが登山が楽しくなってから連れて行こうと思います。

幼児におすすめの高尾山の登山コースは?

高尾山の山頂まで行くコースは、1号路、6号路、稲荷山コースが有ります。コースを地図で見てみましょう。

下は立体的に見た地図。登ってゆくイメージがつかめます。(クリックすると別画面で表示)

下は、上空から見た地図です。道の長さとかかる時間が分かります。(クリックすると別画面で表示)

幼児の初登山であれば、断然1号路がおすすめです。1号路は、山頂近くにある薬王院というお寺の参道も兼ねていて、山頂まで舗装されているので、子供のスニーカーでも登りやすいです。

また、1号路の登り坂の前半部分は、ケーブルカーやリフトにのれば省けます。3歳や4歳の脚力のあまりない幼児は、ケーブルカーで途中から登れるので山頂まで楽に行けます。

土の山道を歩きたい場合には、1号路の途中から2号路や4号路、5号路にコースを変えればOK。

一方、6号路や稲荷山コースは急な登り坂が続くので、幼児の初めての登山には向きません。1号路等で高尾山の様子が分かってからにしましょう(追記:この記事の翌年2021年に稲荷山コースから登りましたが、最初は1号路で良かったと思います。)

今回は、苦労して山に登ったという実感を子供に感じてもらうために、1号路を登山口から歩いて登り、草木生い茂る山道も体験させるために、途中から4号路に入って山頂に向うコース計画にしました。

4号路には小さなつり橋が有ります。登る前にその写真を子供達に見せたところ、「橋を渡りたい!」と大盛り上がり。登山中もつり橋のために頑張っていました。子供には、このような動機付けもおすすめです。

ぱぱきりん

下山のコースは、体力と時間が有れば稲荷山コースを、無ければ1号路を歩いて帰る予定でした。実際には、山頂に着いた時点で長男が「足が痛い、リフトに乗りたい」と言い出したので、1号路を下り、途中からリフトに乗って下山しました。

実際に歩いたコース(1号路、4号路)と写真

高尾山口駅から登山口まで

実際に歩いた行程を写真でご紹介します。
先ず、京王線の高尾山口駅に朝9時12分に着きました。

駅前の道を右に進みます。イチョウが色づいています。

子供達が紅葉の写真を撮るなど、のんびり歩いて9時半に登山口に到着。左はケーブルカーとリフトの駅。自動車が登っている右手の坂道が1号路の登山道です。



登山口からロープウェイの駅まで

1号路を歩いて登ります。朝の山の空気が気持ちいいです。朝9時半過ぎなのに、もう、下山してくる登山客がいます。登りの登山客はまばらです。

途中、横道にそれて10時に金毘羅台に到着。イチョウがきれいです。子供たちは眺望の写真を撮っています。

遠く霞の中に、新宿のビル群が見えます。

さらに1号路を上ります。午前中は日の光がきらきら輝いて見えます。

次男が「まだ坂道が続くのか」とへばってきたところで、10時15分にリフトの駅に到着。「坂道はもう少しで終わるよ」と他の登山客に励まされます。

自販機が並んでいます。ここで各自ジュースを購入。

ロープウェイの駅です。

駅の裏にトイレが有ります。

ロープウェイの駅から4号路のつり橋まで

少し歩き、サル園を過ぎると、有名なタコ杉が現れます。

さらに進むと10時35分に浄心門に到着。門の手前右手に下る道が有ります。これが4号路。ここからは4号路に入ります。

自然研究路なんですね。

4号路は舗装されていません。山登りの気分が高まります。

山の向う斜面の紅葉がきれいです。

目標にしてきたつり橋が見えてきました。

10時45分につり橋に到着。橋は頑丈で、ゆらゆらしません。それでも子供たちは喜んでわたります。

つり橋から山頂まで

つり橋を渡ると上り坂。

途中で、いろはの森コースと交わります。4号路は右手の下り坂。いろはの森コースは左手の上り坂。子供たちが登りたいというので、いろはの森コースに変更しました。

いろはの森コースは階段が続きます。

紅葉が奇麗です。登山客はちらほらという感じ。

いろはの森コースと1号路の合流地点の手前に、ひっそりとした休憩所が有りました。11時5分。登山客がほとんどいないので、ここでお弁当にします。

お弁当とお菓子をほおばります。歩くと暑いですが、じっとしていると急に寒くなります。フリース2枚を着込みます。

小さなガスコンロと調理道具でお湯を沸かし、カップラーメンを作ります。これだけでも子供たちは大喜び。

私は登山の際にはかならず、ストーブ(バーナーのこと)と調理セット、カップラーメン、インスタントスープやコーヒーなどを持ってゆきます。

高尾山には山頂に食堂がありますが、自分でお湯を沸かして食べるラーメンやスープはそれ以上に美味しいものです。

子ども達も登山が楽しくなるので、ぜひ携帯しましょう!

私のおすすめのストーブと調理セットは下の商品です。

イワタニ・プリムスのバーナーは、多少の風が有っても火力が安定して信頼性が抜群です。

下のP135 ウルトラバーナーは110グラムと軽く、鍋を支える4つのゴトクの大きさが二段階の長さに変えられ、点火装置も付いています。私のバーナーよりも軽いのがおススメポイントです。


調理セットは、スノーピークのコンパクトなセットがおススメです。鍋も2種類あって、鍋のふたもフライパンやお皿になるので、子どもに食べ物を分ける時などにも重宝します。アルミなので超軽量で、文句なしです。


ガスも忘れずに購入しましょう!


お腹もいっぱいになり、正午に出発。1号路を上ります。

12時10分に山頂に着きました。


山頂から薬王院、リフト駅を過ぎて下山

山頂には大勢の登山客がいます。金曜日の昼の12時過ぎでこの人出。週末はもっと大勢いるでしょう。

展望台からの雄大な眺め。

12時20分に山頂を出発。帰り道は1号路をひたすら進みます。写真は薬王院の「奥の院」の下の長い階段。登りに1号路を使えば、この階段を上ることになります。

薬王院の本殿。子供たちはおみくじで盛り上がります。

鳥居と紅葉がきれいです。

もみじが色づいています。

ケーブルカーの高尾山駅に到着。裏手の展望台からの景色をお団子を食べながら楽しみます。

13時10分にリフトの駅に到着。転落防止のバーが無いのでちょっと怖い。。。リフトは12分間と、結構長い間乗ります。小学生の長男は一人で乗りました。6歳の次男は私と一緒。次男は靴が落ちないかとずっと心配していました。

リフトを下りて駅を出たことろにある公園の紅葉です。時刻は13時35分。京王高尾山口の駅まで歩いてゆきます。

幼児連れの高尾山登山にかかる時間は?

今回の行程を簡単にまとめます。

09:30 1号路登山口から登山開始
10:00 金毘羅台展望台
10:15 リフト山上駅
10:25 霞台
10:35 浄心門、ここから4号路
10:45 つり橋、途中からいろはの森コースへ
11:05 お弁当
12:00 出発
12:10 山頂到着
12:20 山頂出発、1号路を下る
12:25 薬王院
12:51 浄心門
13:10 リフト山上駅
13:35 リフト山麓駅

午前中に上ると登山客も少なく、木々や木漏れ日がとても奇麗です。9時台に登り始めるのがお勧め。

今回は早く家に帰りるために下山を急ぎました。山頂からもみじ台や一丁平へ歩く尾根伝いの道も楽しいです。敷物を敷いてお弁当を食べるのであれば、もみじ台への道の両側等がお勧めです。

下山は、子供の体調や時間に余力が有れば、6号路や稲荷山コースも良いと思います。次回は、我が家もチャレンジしたいです。

まとめ

初めての高尾山の山登りの様子はお判りいただけたでしょうか。

幼児は、荷物が重い、疲れた、足が痛いと、様々なご要望を出してきます。初登山で山が嫌いにならないように、利便性等をよく考えて山やコースを選ぶのが大切です。

また、大人にも、高尾山はコースが複数あり、春夏秋冬、何度も楽しめる山です。いくつものコースで経験を積み、さらに別の山に挑戦するのが良いと思います。


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