ソールズゴーフレットのバターゴーフレットはもちシャリ感が楽しい大人のお土産
ソールズゴーフレット(SOLES GAUFRETTE)は、東京駅八重洲北口の東京ギフトパレットに2020年8月にオープンしたバターゴーフレット専門店です。
今回は、焼きたてバターゴーフレットにチャレンジしました。
食べた感想は、食感は目新しく大人のお土産という感じなのですが、少し残念な所も。。。
ちなみに、ソールズゴーフレットを手がけるのは、プレスバターサンドで有名なBAKE Inc.。
東京ギフトパレットに入っているPOSTBOX COOKIESもBAKE Inc.のブランドです。
ソールズゴーフレットが扱うのは、バターゴーフレットのみ。
店舗は2020年10月時点で東京ギルトパレット店だけで、オンラインショップや楽天で購入できます。
フランスの伝統菓子ゴーフレット
ゴーフレット、ゴーフルと言えば、焼いたウエハースでクリームを挟んだゴーフルが思い浮かびます。このゴーフルは、神戸風月堂が開発し、1927年に販売したもの。
ウィキペディアによれば、フランス語でゴーフル”gaufre”は「浮き出し模様を付ける」という意味の”gaufre”からきており、英語ではワッフル “waffle”。
柔らかい生地に機械で凹凸を付けたお菓子のこと。
ソールズゴーフレットのバターゴーフレットは、バター風味を大切にしながら、日本人の好みに合う味と食感に仕上げたとのことです。
生地は国産小麦粉をブレンドし、ベルギー産発酵バターをふんだんに使用しているそうです。
挟んであるバタークリームは、ニュージーランド産バターに粒感の違う3種の砂糖をブレンドしたものが外側に。
シャリシャリとした食感が楽しめます。
中央には、北海道産ミルクと生クリームにバニラペーストを混ぜて煮詰めたバニラミルクジャムが入っています。
東京ギフトパレット店では店頭で焼きたてバターゴーフレットが1個から買える!
ソールズゴーフレットはお店も包装もとてもおしゃれ。
バターゴーフレット4枚入り(972円、税込み)、8枚入り(1944円、税込み)、店頭販売のみの焼きたてバターゴーフレット(1個270円、税込み)、の3つが選べます。
賞味期限は、箱入りは常温で1週間程度、店頭の焼きたてバターゴーフレットは翌日までです。
バターゴーフレットを食べた感想:もちシャリ感が新鮮なおしゃれなスイーツだが。。。
今回は、焼きたてバターゴーフレットを買いました。
焼きたては紙の袋に入っています。
焼いてはあるものの、生菓子でもあるので、涼しいところで保管した方が良いそうです。
バターゴーフレットは、薄いワッフルのよう。
薄くて分かりにくいかもしれませんが、断面にバニラビーンズのつぶつぶが見えます。
食べてみると、全体的にしっかりと甘いです。バターが全体にコクと重みを加えています。
周りの皮はしっとりとして歯ごたえが有ります。中には柔らかいバタークリーム。噛むと、砂糖がしゃりしゃりと音を立てて楽しいです。
ぱぱきりん
全体的に柔らかい食感。砂糖がアクセントになって、とてもおしゃれなスイーツになっています。
ただ、食べてみて、何かものたりない。。。
味の調和や香りを引き立てるものが欠けていて、「おいしい!」と感じません。
もともと、バターゴーフレットはそのようなスイーツなのかもしれませんが、期待しただけに残念!
ソールズゴーフレットはバターのいとこのパクり?本家はフランス・リールの伝統菓子
ネットで検索すると、ソールズゴーフレットは、栃木県那須の森林ノ牧場で大人気になった「バターのいとこ」のパクりではないか、との指摘が見られます。
確かに、柔らかいゴーフルの生地に白いバタークリームとキャラメル色のミルクジャムの2種類のクリームを挟んでいるのは同じです。
「バターのいとこ」は2018年3月から那須塩原市にある姉妹店「Chus(チャウス)」で販売しているそうです。時期的には、ソールズゴーフレットよりも早いですね。
ただ、同じタイプのゴーフレットの本家本元は、フランス北部のリールという街のゴーフレットだそうです。
写真は、リールの老舗パティスリー、メール(Meert)のゴーフレット。メールでは1849年から作っているそうです。
1849年といえば、日本では葛飾北斎が無くなり、西園寺公望や乃木希典が生まれた年です。古い。
日本では、他にも、東京都台東区蔵前にあるPatisserie FOBS(パティスリー フォブス)では、オーナーパティシエ安井義則氏が、修行先のフランスで衝撃を受けたゴーフルを再現して販売しています。
同店は2016年開店。バタークリームに味わいと形状の異なる3種類の砂糖を使っているそうです。
3種類の砂糖は、ソールズゴーフレットも同じ。
飲食業界は、他者を模倣しながら発展してゆく面が有ります。
フランスのメールのゴーフレットが販売されて170年後に、日本の栃木県や東京駅でも売られるようになったと考えるのはいかがでしょうか。
少し気になるのは、焼きたてソールズゴーフレットは1枚270円、Patisserie FOBSのゴーフレットは1枚410円(2018年の情報に基づく)、那須のバターのいとこが3枚入り700円(税抜き)なので1枚約233円。
東京ギフトパレットの家賃や人件費、光熱費、宣伝費等を考えると、ソールズゴーフレットはお土産として高くなりすぎないように、何かのコストを抑えているはずです。これが感動に欠ける理由ではないかと思いました。
とはいえ、一度は食べてみたいもの。
東京駅まで行かなくても、オンラインショップや楽天でも購入できます。
ぱぱきりん
ちなみに、バターのいとこは、栃木県那須町にふるさと納税(1万5,000円)をすると、返礼品として詰め合わせボックスが送られてきます。もう、栃木県の名物扱いです。
まとめ
ソールズゴーフレットは東京駅の通路に面した一等地にあるように、ギフトパレットの目玉商品の一つ。
見た目も食感もとてもおしゃれ。
大人向けのお土産として喜ばれそうです。
何といっても、本場のゴーフレットが誕生して170年後に東京駅とオンラインショップで買えるようになりました。
私は少し辛めの評価ですが、スイーツ好きな方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ぱぱきりん
【初出店】
・主な商品 バターゴーフレット
・営業時間 9:30~20:30/土日祝9:00~20:30
・TEL 03-6256-0368
・公式ホームページ
https://soles-gaufrette.com/
・オンラインショップ
https://bake-the-online.com/collections/soles-gaufrette
・インスタグラム
https://www.instagram.com/solesgaufrette/
(注)当記事の情報は、2020年9月23日時点のものです。お店や商品、価格等が変更される可能性が有ります。